『CAMPUS 健診ビューワー』は、学生や教職員が、自分の健康診断結果を、自身のスマホやパソコンからウェブで確認できるサービスです。

『健診ビューワー』をご利用いただいている、長崎大学様に、『健診ビューワー』を利用した感想をお伺いしました。

一部学生の健診結果(証明書)を自動発行できない状況が続いていた

・なぜ、弊社『健診ビューワー』をお選びくださったのでしょうか?

これまで本学では、学生は、健診時に手元の受診票で健診結果を確認することとし、健診結果が別途必要な者のみ、学内の自動発行機から証明書として発行しておりました。しかし、それは健診結果かつ証明書も兼ねることから、健診時に所見のあった学生は、健診結果を自動発行機から発行することができません。そのため、一部学生は、自身の健診結果が必要な時は保健センター窓口で申請し翌日以降に窓口で受け取る状況が続いていました。 また本学は、学部4年生に対して、健診時に血液検査を実施しており、その結果を後日郵送していたのですが、その郵送作業等に時間を要するという課題も抱えておりました。 2019年に本学元保健センター長の調先生が、『健診ビューワー』をご紹介くださり、御社のプレゼンテーションを受けて、『健診ビューワー』を導入することとなりました

導入前の業務フロー

健診後の手作業が減り、業務が効率化

・『健診ビューワー』導入後、どのような変化がありましたでしょうか?

学部4年生の血液検査結果郵送作業が不要となりました。具体的には、血液検査を印刷した後、所見がある学生には所見を踏まえた指示等を記載し、学生が健診時に住所を記載した封筒(健診時に学籍番号順に回収)に入れて郵送するという作業が、『健診ビューワー』の導入により(学生個人のパソコンやスマホから血液検査結果を確認できるようになったため)なくなりました。 さらに、今まで名簿と健診結果を用いて手作業で行っていた集計や、学部別の受診割合等の計算も、『健診ビューワー』システムにて行うことができるため、健診の集計に関わる作業も負担が大幅に軽減された作業の1つです。

導入後の業務フロー

今後に向けて

・CAMPUS 健診ビューワーを導入された感想をお教えください。

実際に『健診ビューワー』で健診結果を閲覧した学生からは、健診結果をPDFに印刷して結果を手元で見やすく確認できた、という声があったほか、『健診ビューワー』で健診結果を閲覧した際に「要注意」の項目があることに気づいた学生さんが、保健センターに指導を受けに来られた例もありました。 『健診ビューワー』導入の経緯でもお話したとおり、『健診ビューワー』を導入した目的の1つとして、健診を受診した学生に結果を見ていただくこと、が挙げられます。2020年度は、通常健診ができずに10月、11月に健診を行うこととなったため、『健診ビューワー』へのデータアップロードが遅くなり、学生への周知が不十分でした。2021年度は、その反省を踏まえ、健診結果を閲覧できるようになったことと、閲覧できるURLを学生への一斉配信メールにて周知しました。また、学生支援課にも協力を依頼し、本学のWeb掲示版(学内向け)に、お知らせとして同様の内容を掲示していただいております。2021年10月時点では、学部生、院生ともに約30%の学生が健診結果を閲覧していました。今後、閲覧する学生の割合を50%に増やしていきたいと考えており、そのために、健診後のタイムリーな時期に健診結果をアップロードすることが必要だと考えています。

<国立大学法人 長崎大学>
昭和24年5月設置。2021年10月1日時点で、10学部7研究科、9,001名の学生が所属。 長崎に根づく伝統的文化を継承しつつ,豊かな心を育み,地球の平和を支える科学を創造することによって,社会の調和的発展に貢献することを大学の理念とし、出島を介した『勉学の地』としての誇りと『進取の精神』を受け継ぐとともに,宗教や科学における非人道的な負の遺産にも学び,人々が『平和』に共存する世界を実現するという積極的な意志の下に教育・研究を行う。そして,蓄積された『知』を時代や価値観を越えて継承し,人類を愛する豊かな心を育て,未来を拓く新しい科学を創造することによって,地域と国際社会の平和的発展に貢献する。
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長崎大学さま