健診標準二次元コード
特設ページ
PHRに関わる取り組みの一環として、健康診断情報を二次元コードとして表現する「健診標準二次元コード」の仕様策定を行っています。
BACKGROUND
健診標準二次元コード 仕様策定の背景
『Personal Health Record(PHR)』に対する期待は世界的に高まっていますが、PHRの普及に向けては、サービスや時期をまたいだ健診データの蓄積ができないことや、健診・検査結果の紛失などの問題が横たわっています。これらの諸問題の要因として、以下のような課題があります。
<健診情報をPHRで活用する際の課題>
- 結果用紙が紙で返却される
- 電子的な健診結果の返却のために健診機関がサーバを維持管理するのは高コスト
- 健診機関では保存期間を過ぎた記録は破棄される
- データ項目が標準化されていない
- データ流通方法が標準化されていない
こうした課題の解決のために、健診受診者本人に対して電子的に健診結果データを返却するための標準的な二次元コード仕様の策定プロジェクトを進めてきました。
MEMBER
プロジェクトメンバー
本プロジェクトの推進にあたり、次世代医療ICT京都フォーラムの健康データ利活用WG健康・健診データ可視化と活用プロジェクトの中に、二次元コード統一規格検討チームが発足し、以下のメンバーにて本プロジェクトを実施してまいりました。
- プロジェクト主要メンバー
- 石見 拓 (京都大学環境安全保健機構 教授)
- 島本 大也(京都大学環境安全保健機構 特定助教)
- 澤田 砂織(公益財団法人 京都高度技術研究所)
- 高橋 翼 (合同会社beyondS)
- 阿部 達也(株式会社ヘルステック研究所)
- コーディネーター・アドバイザー
- 山本 景一(和歌山県立医科大学 情報基盤センター 准教授)
- 阪本 雄一郎 (佐賀大学 救急医学講座 教授)
- 木村 映善(愛媛大学医学部 医療情報学講座 教授)
- 窪寺 健 (日本医師会総合政策研究機構)
- 協力機関
- 京都工場保健会(京都府)
- 如水会 今村病院(佐賀県)
ABOUT
概要と狙い
- 薬の処方情報は厚労省規定形式の二次元コードにより電子的に流通しており、多数の電子お薬手帳サービスが展開されていることを鑑み、健診結果流通用の二次元コード仕様を策定する。
- 健診機関が受診者本人に対して、電子的に健康診断結果を送付するための標準仕様を開発する。(流通(メッセージ)の規格が対象、ストレージ規格は含まない)
- 項目やカテゴリ値(選択値)は、日本医学健康管理評価協議会の定める健診標準フォーマットに準拠することにより、日本国内の標準化に対応。
- サーバ上にデータを置かないため、健診機関の導入、運用負担を低くおさえることができる。
- 二次元コードとしては一般的なQRコード(※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。)を用い、データ形式はCSV形式とすることで汎用性をカバー。
- 受診者は当該データを自身のスマートフォンアプリケーションに取り込んで、健診情報の管理、利活用が可能となる。
DOWNLOAD
仕様のダウンロード
策定にあたってのこれまでの経緯と現行の仕様については以下のボタンよりダウンロードいただけます。
こちらのページで実際の二次元コードへの変換をお試しいただけます。
二次元コード変換プログラムサンプル
ユーザ名:qrtest パスワード:qr202008
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